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ひとり旅は楽し 池内 紀 中公新書 [随筆]


池内 紀
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今日は朝から心臓超音波、内視鏡検査。
胃カメラを飲むのは、これで3回目(辛いです)。  

終わってからの予定は喫茶店へ行って、名古屋市博物館「ルーヴル 古代エジプト展」、松坂屋美術館「ミュシャ展」、そして居酒屋へ・・・だったのに『2時まで飲食しないで、今日は酒は控えて下さい』と医師に言われ、しょぼんです(今回も1週間、禁酒していたのに・・・)。
 
雨もしとしと降っていることだし家で読書をと気持ちを切り替え、せめて旅に行った気分を味わいたいと、この本を読みました。正解でした。 

著者は「迷ったとき、瞬時に判断する何か。そういったカンをつくるためにも、ひとり旅は有効だ。ひとりきり、自分と対話するための時間」と書く。 
見知らぬ地での好奇心と緊張感が、いつの間にかこびりついていた常識(自分の)に疑問を投げ掛けてくれる。

「中央公論」に2002年1月から2年間連載されたもので、ひとつひとつは(全体でも)短いがとても印象深い。 
一昨日の晩、2時頃少し目が覚めてまどろみのまま夢を見た。 
時間も脈絡も無い世界でしたが、幻想のなかで自分と対話をしていたような気がする。 
気になって著者の別の本を検索したら皆面白そう(そういえばこの人の訳した「ファウスト」が積んだままだった)。 

結果的に良い休日でした。

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