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司忍組長と高山清司若頭の六代目山口組 溝口 敦 [ノンフィクション]

暴力団、パチンコ、食肉、新宗教など社会の表に出てこない問題にしっかりとした取材をしている溝口 敦氏の本です。

山口組五代目組長引退から司忍六代目組長への経緯、その後の司ー高山(若頭)ラインの対外構想まで生々しく伝えています。

 


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クルーグマンマクロ経済学 ポール・クルーグマン [社会科学]

ポール・クルーグマン
東洋経済新報社
発売日:2009-03-20

4月になると学生時代を想い出して、勉強をしたくなります[ひらめき]

 

昨年10月に買いました「ミクロ経済学」に続いて「マクロ経済学」がやっと発売されました[るんるん]

がんばりま〜す[わーい(嬉しい顔)]


タグ:経済学
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夢枕獏の奇想家列伝 (文春新書) 夢枕 獏 [entertainment]


昨年7月30日に書いた平成講釈 安倍晴明伝 (中公文庫)に続いて夢枕 獏の本を取り上げます。

 

この本はNHK「知るを楽しむ この人この世界 夢枕獏の奇想家列伝(2005年8.9月放送)」のテキストに加筆、修正を施したものです。

玄奘三蔵、空海、安倍晴明、阿倍仲麻呂、河口慧海、シナン、平賀源内の7人の行動を著者が実際に旅をして取材したりして語ったものをベースにしたものです。

変に作り上げないで、著者の好きな実在の人物を調べているのは好感が持てます♬


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クルーグマンミクロ経済学 ポール・クルーグマン,ロビン・ウェルス [社会科学]


ポール・クルーグマン,ロビン・ウェルス
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経済学に関心を持ち始めたのは高校生の時でした。都留重人氏の本を読んで、それまでと違った社会観が有る事に気が付きました。その後、理工系の高校から文科系の大学(商学部)に行って経済学の授業も受けましたが、どうも内容が面白くなく、P.A.サムエルソン(都留 重人訳)の
P.A.サムエルソン,都留 重人
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を買って自分で勉強しました。その後、版を改めた

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を読んで来ました。 
それからは入門書はしばらくご無沙汰しておりましたが、最近この本を見付けて改めて勉強をし直しています。来年にはマクロ経済学も出版されるようなので楽しみです[わーい(嬉しい顔)]

タグ:経済学
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平成講釈 安倍晴明伝 (中公文庫) 夢枕 獏 [entertainment]


夢枕 獏
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神田淡路町に「神田志乃多寿司」というお店が有ります。

稲荷寿司と干瓢の海苔巻きの折詰めで有名なのですが、高校生の頃包装紙に書かれている「恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」の文章が不思議でした。

後に葛の葉狐、信太妻の物語とか安倍晴明伝説を知りましたが、今でも素敵なコピーだと思います(関西では稲荷寿司やきつねうどんを「しのだ」とも呼ぶそうです)♪

たまたま古本屋さんでこの本を見付け読みました。

タイトル通りの講釈本で楽しかったです^^


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ジプシー差別の歴史と構造 イアン・ハンコック 彩流社 [社会科学]

前回、「中国の人口問題と社会的現実」を取り上げましたが、人口の移動問題というとユダヤ、華僑のことが先ず思い浮かびます。 

私の友人にも一人中国人がいました(かなり前に亡くなりました)。 
仲良くなって色々なことを話している中で「日本人で、華僑は商売が上手いとか優秀だとかお世辞のつもりで話してくる奴が時々いるが、本当に頭に来る。
好きで中国から出た人間なんかいるものか、殆ど自分の国で迫害されていられなくて逃げた人間ばかりなのに・・・」ということを聞きました。 
血縁、地縁などをたどって海外に行っても、またそこで奴隷同然にこき使われ、こき使った側の一部が大金持ちになったにすぎないとのことでした。
 
本書のロマニ(「ジプシー」)に関して私は今までカルメン、チゴイネルワイゼン位でしか聞いたことが無く、「放浪の民」=ジプシーなどと思っていましたほど無知でした。 
この頃ロマニの歴史が少しづつ表に出て来るようになってきて、彼等もユダヤ、華僑と同じよう、いやそれ以上かもしれない苦難を経てきたことが徐々に解ってきた。 

著者はテキサス大学の先生で言語学者であるが、自身がロマニの一員。

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中国の人口問題と社会的現実 若林 敬子 ミネルヴァ書房 [社会科学]


若林 敬子
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中国によく行く友人から人口移動、貧富、一人っ子政策などのことを聞いたがある。 
「世界の工場」として躍進しているかのように見えますが、それに比例して内部での問題もかなり拡大しているようです。 
文革、天安門、反日デモなど、ちょっとしたきっかけで暴動に変わる恐れがある中、もし食料、エネルギーで問題が表面化したらどうなるのか、13億の民を人道援助できる国なんて考えられるだろうか? 

農業人口、農地がどんどん減っていることや、地域間の経済格差、民族、宗教問題などを考えると、表面の経済成長だけを見て楽観視出来ない気がしてなりません。 
日中の外交とかビジネスの観点だけではなく、社会学として中国の国内事情をきちんと書いた本はないものかと思っていました。 

著者は1970年厚生省人口問題研究所に入り、地域構造研究室長を経て現在は東京農工大大学院の教授。1979年の訪中以来、中国の人口、社会変動の統計、分析をされてきた。

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ひとり旅は楽し 池内 紀 中公新書 [随筆]


池内 紀
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今日は朝から心臓超音波、内視鏡検査。
胃カメラを飲むのは、これで3回目(辛いです)。  

終わってからの予定は喫茶店へ行って、名古屋市博物館「ルーヴル 古代エジプト展」、松坂屋美術館「ミュシャ展」、そして居酒屋へ・・・だったのに『2時まで飲食しないで、今日は酒は控えて下さい』と医師に言われ、しょぼんです(今回も1週間、禁酒していたのに・・・)。
 
雨もしとしと降っていることだし家で読書をと気持ちを切り替え、せめて旅に行った気分を味わいたいと、この本を読みました。正解でした。 

著者は「迷ったとき、瞬時に判断する何か。そういったカンをつくるためにも、ひとり旅は有効だ。ひとりきり、自分と対話するための時間」と書く。 
見知らぬ地での好奇心と緊張感が、いつの間にかこびりついていた常識(自分の)に疑問を投げ掛けてくれる。

「中央公論」に2002年1月から2年間連載されたもので、ひとつひとつは(全体でも)短いがとても印象深い。 
一昨日の晩、2時頃少し目が覚めてまどろみのまま夢を見た。 
時間も脈絡も無い世界でしたが、幻想のなかで自分と対話をしていたような気がする。 
気になって著者の別の本を検索したら皆面白そう(そういえばこの人の訳した「ファウスト」が積んだままだった)。 

結果的に良い休日でした。

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神狩り ハヤカワ文庫・神狩り2 徳間書店 山田正紀 [小説]


山田 正紀
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Doblogは相変わらず重いし、暗いニュース(反日デモ、脱線事故)は続くしで、ちょっとご無沙汰しました。 
でも私が悩んでも仕方がないのですよね・・・。 

閑話休題『神狩り』が発表されたのが1974年(SFマガジン)だそうです(『神狩り2』は2005年)。 
4月12日東京から帰りの新幹線で読み始めたらもう興味津々。 
『神狩り』は「ヴィトゲンシュタイン」やら記号論理学、『神狩り2』になると宗教、脳医学を用いて神の正体を暴く。
記号論理学は大学1年の数学で興味を持ったがものにならず、哲学、精神分析学も自己流でやったが駄目、まして脳医学なんてちんぷんかんぷんなのですが、作者は解りやすく説明してくれています。 
錬金術を例に取るまでも無く、科学とオカルトの世界、元は一緒なんですね。 

私は楽しめました(詳細に解説するとこれから読む人に迷惑なので、こんなところで)。

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趣都誕生 萌える都市アキハバラ 森川 嘉一郎 幻冬舎 [民俗学]


森川 嘉一郎
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「秋葉原」、昔は秋葉(あきば)の原(はら)とかあきばっぱらなどと呼んでいたそうで、それからすると「あきばはら」としなければいけないと思いますが、何故か「あきはばら」が正式(?)な呼び名になっています。

私の子供の頃からの通称は「アキバ」。
ついでに駅に在ります秋葉原デパートを「アキデパ」、その正面に在る秋葉原ラジオ会館を「ラジ館」と呼んでおりました。

著者は大学院で建築学を学ばれ、専門は「建築意匠論」だそうで、都市景観、計画として「アキハバラ」の変化を解釈している興味深い本です。

最近の「電気街」から「オタクの街」への変化に、私は途惑いを感じていましたが、そのことも解説してくれています。

「官」→「民」→「個」と移譲された主導主体が、行政や大企業資本による開発が介在しなかった、この「アキハバラ」を「オタクの趣都」として誕生させたとの解釈も面白い。

言われてみると、秋葉原で電子部品を集めて、ラジオ、無線、オーディオ、パソコン等を組み立てていた科学好きな少年たち、実は「オタク」だったかも・・・。

来年は青果市場(通称ヤッチャバ)跡地の再開発、つくばエクスプレスの開通、Yカメラの出店など、行政、大企業資本(?)も参入して来ます。

今の秋葉原が香港の九龍城砦のように消滅させられるのか、「オタクの趣都」として生き残るのか、とても関心が有ります。

これを機会に、私も「アキバ」を観察してみます。


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